ただひたすらにブラフマチャリヤ

心身の健康を増進するため、ひたすら性的禁欲を実践するブログ

27日目

昨日は、一昨日に引き続き、心がやや安定していた。いつものような焦燥感が減り、何をしてもしなくても落ち着いているという状態だ。そのため、長時間の集中も容易だった。気持ちが落ちついていると、足取りも軽やかになる。


衝動は少なかったが、欲望の満足への未練はまだまだある。今朝、今現在、衝動がやや強く感じられる。このなんとも言えないジリジリ感じる苦痛がつらい。深呼吸するとわずかに楽になるような気がする。


私は煙草を吸わないが、性的禁欲の参考になると思い禁煙サイトを閲覧することがある。下記は、インターネット禁煙マラソンの禁煙Q&Aからの引用である。性的禁欲でも同じような過程をたどるのではないだろうか。

Q 禁煙10年の友人に聞きますと、吸いたくなくなるのに5年は掛かると脅かされています。ほんとうでしょうか。


A 中毒物質のニコチン自体は3日でほとんど体にのこらない状態になります。ところが、ニコチンが抜けてしまっても、あとあとまで脳の中に長年培ってきたニコチン回路というのが残ります。これはつまり、ニコチンを入れると調子が良くなるという条件反射、いわば記憶の産物です。単に記憶なのに、人によってはかなり苦しむことになります。思わぬ時に突然吸いたくなったりするのはこの回路のせいです。

たしかに、何年してもたばこを思い出さなくなるということはありませんね。それが、中毒というものですもの。これだけ毎日、一日に20回も40回も、逢瀬を重ねてきた恋人ですから、記憶から完全に消えさることはまず無理。まったく吸いたくなくなってしまったという人がいる反面、友人のように、5年、いや10年たってもまだ吸いたいという人も、それこそいっぱいいます。夢の中に至っては、20年たってもまだ出てくるということもめずらしくないという、しつこさです。

ただ、その吸いたいというのが、今と同じくらいハードに、吸いたい、吸いたい、吸いたいと、吸いたい気持ちが続くのかとなると、それはちょっと違うといえますでしょう。 禁煙して2週間くらいの今は、みなさん、ほとんど毎日、毎時間、たばこのことを思いだしますよね。ところが、1ヵ月くらいたつと、たばこのことを思い出さない時間が増えてきます。そして、気がついたら、一日のうち、たばこを思い出さないで過ごす時間のほうが、たばこを吸いたいと思う時間より長くなります。喫煙時の生活習慣に「はまった」ときには、たまらない思いがぶり返すのですが、そうでない時には忘れてすごせる。だから、普通の生活にもどってゆくことができる。ラクになってきたと言える。これが、ニコチンの記憶回路が消失してゆく一つの証拠でしょう。


Q かつて禁煙2年後の1本で、喫煙者に逆戻りしてしまった人もいるとか。一体、このニコチンの誘惑は、いつまで続くのでしょう?


A そうですね。人によって大幅に違いますが、これが薄れてくるのが2ヵ月です。それでも完全に吸いたくなくなるというのではなくて、普段は吸いたいなんて考えずにすごし、何かのきっかけで「 吸いたいモード」に入るけれど、簡単に次の気持ちへ切り替えられる、といったところです。
「吸いたいモード」が完全に消えるのは?人によっては一生続きますといったら、がっかりでしょうか。ただ、今の時点では「吸いたいモード」からの脱却にエネルギーが必要ですよね。あと1、2ヶ月すると、「吸いたいモード」が襲ってきても、脱却に努力が必要なくなってゆきます。ここまでは確実に、だれにでも起こります。これから先は、何とも言えません。
人によっては、完全に非喫煙者になりきって、よくあんな臭いものを格好悪く吸ってたなあ、という人も大勢います。煙の臭いを「香り」と感じるのは、まだ喫煙者に近い、煙が「臭い」と感じ始めたら、非喫煙者のしるしと言われます。え?とても非喫煙者にはほど遠い、と思ってもどうぞご安心を。べつに非喫煙者になりきらなくても、禁煙は続けることができます。というより、大抵の人は、吸いたいことと実際に吸うこととが別で、吸わなくても何も困らないということを実感としてわかって来るのです。これが、自然体で禁煙が続くという状態です。


Q いつになったら、体も、頭も、たばこを欲しがらなくなるでしょうか。


A いずれ、体はニコチンを欲しがらなくなります。ところが、頭は頑固です。
ニコチンによる条件反射がこびりついて、記憶の中に甘い思い出として残ってきっかけがあれば、タバコは良かった、と頭をもたげます。
いつも言うのですが、禁煙は恋人との別れと同じです。別れた直後は、頭の中は彼女のことでいっぱい。手の温もりも、息づかいも、覚えていますよね。つまり、身体の反応を伴った記憶です。それが、年月と共に、段々と薄らぎます。何かの機会に、「彼女といっしょにいるときは、楽しかったなあ」、とか、「いっしょに海を見たなあ」、とか思いだしはしますけれど、隣に彼女が座っている気がする、といった身体の実感を伴いません。そして、思い出す時間がめっきり減ります。
今は、タバコのことが一日中頭にあって、気がつけば忘れている時間がある、といった状態でしょう。 それが、しばらくすると逆転します。一日中他のことを考えていて、ふとタバコのことも思い出して吸いたくなる。「いつになっても吸いたい」とタバコをやめた人が言うのは、こういうことであって、今の状態がずっと続くのでは絶対にありません。たばこがほしいという質がちがってくるのです。安心してください。そして、ありがたいことに「ああ、吸いたいのだなあ」と、自分で冷静に見ることが出来るようになります。矢も盾もなく、彼女の所へ走って行きたい、という思いがだんだんしなくなって、「自分は何やってんだろう」と自分を省みることができるようになるのとちょうど同じです。そこでばったりと彼女に出会わない限り、また燃え上がってしまうということが少ないように、そこまでくれば、1本だけなら、と油断して吸ってしまわない限り、禁煙を続けるのに、それほどの労力はいらなくなります。
ニコチンの誘惑を振り切る練習と訓練が必要なのもそこまでで、それからは自然体で、禁煙が続くようになるのです。

性的行為にも、ニコチン回路と同様の回路が脳に形成されているのではないか。長年親しんできた「恋人」のことを思い出す回数が減るまで、まだまだ時を要するだろう。

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